DORAemon DON'T FORGET

先生やダンナ、集まれ〜

03-席替え

私のクラスは,日直が一周したら席替えを行う。

席替えの方法は,「お見合い方式」である。

f:id:DORAemon:20190925232159j:plain



席替えをする前には,必ず次の話をする。

 

席替えは,次の3つのために行います。

 

1つ目は,よりよく学習するため。

授業に一生懸命取り組むために席替えをすすのです。

 

2つ目は,友達と仲良くするため。

苦手だなと感じる人やあんまり話したことないなという人がいるかもしれません。

でも,そういった人ととも協力したり話し合ったりして,人の和を広げるために席替えをします。

 

3つ目は,クラスの空気を新しくするため。

席替えをしたらクラスの空気が一気に新しくなります。

新鮮な空気の中で,スッキリした気持ちで勉強に取り組むために席替えをします。

 

 

長いですが,進級したときから話しているため,子どもたちにはすっかりおなじみです。

 

席替えのルールは次の4つ。

1…前の席でないと見えない人は絶対的に優先。

2…今近くの人とは離れること。

3…今の席とは違う場所へ行くこと。

4…一人の人がたくさん我慢するのではなく,みんなで分け合うこと。今回我慢したのなら次回優先してあげること。持ちつ持たれつの関係でみんなで助け合って譲り合っていきましょう。

 

これを決めた時間内に行います。

時間内に決まらなければ先生が独断と偏見により,決める。意見や文句は一切受け付けない。

これは子どもたちも納得しています。

 

 

今回は,まずは男子から。

女子は教室の中が見えないように待ちます。

 

次は女子。

男子は教室の中が見えないように待ちます。

 

1学期の時は,「自分がよければいい」という感じをなんとなく感じ取ることができました。

人の目を気にして,リーダーシップをとることができず,なんとなく決まっていく・・・。

私はその雰囲気が嫌でした。

 

でも,今回の席替えでは少し違いました。

 

「前回我慢した人?」

「○○ちゃん,いつもゆずってくれてるから,先に決めていいよ。」

「私がここにくると○○ちゃんとまた近くなっちゃう。」

「じゃあ私と交代しよう。」

 

 

リーダーシップをとる子が出てきました。

 

私は心の中でガッツポーズ!!

 

f:id:DORAemon:20190925231934j:plain

ついにきた!信じて待っていてよかった!

小さな,いや,大きな一歩!確実な成長。

f:id:DORAemon:20190925232023j:plain

そしてご対面タイム。

子どもたちは,隣が誰になるのか気にしていないふりをしていますが,ニヤニヤドキドキ。

なんだかうれしそう。

 

「またいっしょだーー(笑)先生,3回目です(笑)」

「面白い偶然だね」

 

ご対面した後は,元の席へ戻し,次の話をする。

 

出会いがあれば,別れがあります。おとなりさんにきちんとお礼をします。

頭を下げてありがとうございます。さんはい!

 

 

新しい席へ机を動かし,次の話をします。

 

別れがあれば出会いがあります。人生と同じですね。おとなりさんにきちんとあいさつをします。

頭を下げて,よろしくお願いします。さんはい!

 

その後,グループの班長等を決めて,席替え終了。

 

大きな成長を見せてくれてありがとう。

 

席替えについては様々な考え方があると思います。先生が決めるべきだ,くじ引きはよくないなどなど…。

私自身,去年も6年生で,子ども同士の人間関係が心配だったため,子どもの了解を取り,すべて私が決めていました。

今年は,去年よりも子ども同士の人間関係が心配でしたが,思い切って変えてみました。

「キケンな雰囲気がするな~」という時も実際にはありました・・・(汗)

でも,今回成長をみることができました。

 

子どもを信じてみることって大切だと実感しました。

 

しかし,私はまだまだ未熟者。最強の教師になるために,叱咤激励,どんとこい(^_-)-☆

f:id:DORAemon:20190925232310j:plain